紹興は、山や
水が見えてる郷愁を感じさせる都市である
紹興の山水には、どこにも文化が浸透しており
2500年余りの歴史の中で、自分の物語を語っている
鏡のような東湖や緑の曇のような会稽山は、人々の心を打つ江南の山水画となる。
会稽山脈の奥には、浄土がある。敬虔な心を持って、本当の自分を探しに行く
紹興は不思議なところである
ここでは、昔の風俗習慣とファッション
山や水などの美しい景色と人為的な芸術が溶け合い
共にこの美しい天地を飾っている
昼にここでの本当の生活の様子を見たり
夜にきらきらと輝いている夜景を楽しんだりすることができる
ここで、伝統的なものの質素さと現代の賑やかさは
全て見つけられる
あちこち散歩しながら、名人の雰囲気を感じる。紹興の文人の息吹や風雅なおもむきは、すべて都市の至る所にある、歴史のある街に潜んでいる。
夜のとばりが降りると、沈園に釵頭鳳を聞に行く。節回しはとても味わいがある越劇を聴きながら、陸遊と唐婉の美しくも哀調を帯びた恋を味わう。
夜の柯橋には、車の往来が絶えない。ここで、繁華な都市のような夜を感じられる。
大小の坂湖のきらきらと輝いている夜景
古繊道に停泊する烏蓬船や船頭に座って村芝居を見ている船夫を見ながら、まるで魯迅先生の『社戯』に身を置くようである。夜の魯鎮には、人々にあこがれを抱かせるただならぬ雰囲気がある。
古くから「東方ベニス」と呼ばれている紹興には、川が網の目のように張り巡らされていて、まるで水に浮かんでいる百科事典のようである。
江南の古城は四季が美しい。春先になると、1,000ムーぐらいの梅の海は、波のように美しく、ほのかな香りを楽しむこともできる。
毎年3、4月になると、桜が春の暖かい雰囲気の中で咲いている。都市におけるこのピンク色は、毎日見逃せない美しい景色である。
夏になると、ここは蓮の世界となる。蓮池全体には、見渡す限り白い、ピンク、赤い蓮の花である。
秋になると、ここは一年の中で一番美しい季節を迎える。石井ダムにある水杉林は葉の色がますます黄色から赤色になり、山々が取り囲み、湖水が澄みきって、白鷺の群れもやって来る。
冬の紹興では、あなたは絶美な霧淞と出会うことができる。その古典的な気質と気迫は、はるかに遠い東北雪郷の純白に少しも負けない。
この江南の古城は
月日の流れの中で
あでやかで、自分なりの気骨があり
息を呑むほど美しい!